Takayoshi Anzai

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何故、お洒落が大事なことなのかが分かった気がする。

Category : 未分類 3月 10th, 2022
 先日、友達の集まりがあり、一人が奥さん同伴で、遅れてやってきて、『うちの妻です。』と紹介してくれました。その時、「あれ、私と同じくらいの年なのに、凄い老けて見える。」と不謹慎にも思ってしまったのです
 でも、彼女はたたずまいが堂々として、はっきりと話すし、おそらく知性も高いのだろう。しかし、その会ったときの印象ですが、彼女は化粧していないし、白髪のショートカットで、服装も地味で印象はまるっきりお婆さんでした。人の奥さんにケチをつけるのは良くないのですが、年はそんなには離れていないと思うのに、色気がまるっきり感じられないのでした。想像するに、彼女は若くて活発な頃、70年の学生運動に参加をして、専攻は美術で絵を描いていて、自分の生きかたに迷いは無く、自分の生きかたを貫いて、化粧をするくらいなら、内面を磨いた方が良い、とそういう力強さを想像しました。
 そしてその時、はっと気づいたのです。。私は人と会うときは、まずは第一印象でその人の多くを判断をしていました。その第一印象の情報から、その人を憶測で性格まで判断していたのです。そして、私はその奥さんを会ったとき、女の人が化粧をしたり、オシャレをする意味がわかった気がします。
 私は今まで女性がお洒落や化粧をするのは、
①人との出会いで第一印象を良くするため。
②他者によく見られたい
そんな理由で化粧やお洒落をするのだと、そう単純に考えていました。
 だから、自分が他人にどう思われようが関係ない人はお洒落や化粧をしなくても言い訳で、自分の外面より内面を磨くことが大事で、人にどう思われようがどうでも良くなった人は素顔にまま、まっすぐ堂々と生きれば良いんだ。そう考えていました。
 そう単純に考えていたのですが、でもそうではないと、彼女を見てはっと気がついたのです。彼女は私にどう思われようがかまわないわけで、鹿野地がなんか寝間着のまま私の前にいるような、居心地の悪さをその時に感じたのでした。
 自分さえよければ他の人にどう思われても良い、その考えは他者を無視していることになるのではないでしょうか、実際、彼女と私の距離は大分離れていて、親近感がなかったのです。
 自分が行く集まりの人との出会で「他者に自分をよく見てもらえること」それはとても大事なことで、理由は
①自分が他者に対して好感度で見られることを意識することは、私と出会う人達を意識する(無視してない)事で、言い換えると彼らと仲良くなりたい努力をしたと言える。
②好感度が高ければ、その努力が出会う人を気持ちよくしていることになり、出会った人が、私と一緒にいて楽しく、もう一度会いたい、と思わせる魅力があったことになる。
 つまり、具体的には他者がその人を「お洒落だ、かっこいい、美しい、可愛い、セクシーだ……」と思えることは重要なことなのでだと気がついたのです。そう思えるからこそ、その人と一緒にいつまでもいたいと思えるし、また会いたいと思えるからです。逆に、化粧やお洒落をしない人は他人に興味が無い自分本位の人だといえるのではないでしょうか
 私の目の前にいる人が、化粧もお洒落もしないし、おしゃべりも楽しくなければ、その人と一緒にいたいとは思えないでしょうし、又会いたいとも思わない。他者を気遣う気持ちがあるからこそ、化粧やお洒落をする意義があると気がついたのです。
 魅力的な人とは、自分の内面も外面も磨き上げ、自分の考え持って堂々とした佇まいがあり、それでいて周りの人のことを気遣い、居心地を良くしてくれる人のことを言うのでしょう。会った人を気遣う心があってこそ、他者がその人を魅力をかんじるのでしょう。
 私ごとの話ですが、妻は良く食事中に食べ物の汁などが口の周りについていると、嫌な顔をして『ここ、ここ。』と自分の口元をさして、私に注意を促すことがあります。その時私は、『食事中にうるさいな、後で拭くんだからいいじゃない。』と思いながら、自分の口をナプキンで拭く事が多々ある。
 久しぶりに都心に出かけるときは、私の服装を見て『爺くさい。』と批判する。その時も、別に女の子にもてたい年なんかとっくに過ぎてるのに、お洒落なんて面倒と思う。
 しかし、そうではないのでした。前文で化粧やお洒落のする訳を考慮すると、恐らく妻は私に化粧やお洒落の大事さを私に訴えていたのでしょう。妻自身が私と食事する事、都心の繁華街を一緒に歩く事、それを楽しみたかったのでしょう。別に他者を意識しているのでは無く、魅力的な私になって欲しかったのでしょう。逆に言うと、魅力の無い私とは一緒に歩きたくなかったのでしょう。つまり、私がお洒落をしなくなったり、食べ方が汚くても良いと思うことは、目の前にいる妻の気持ちを無視していることになる訳で、妻の頭に離婚の二文字がよぎるかもしれないのです。
 妻は今でも働いています。だから、出かける前は化粧をしてお洒落をして出かけます。私は大変だなと思いつつも、私は未だに彼女を可愛いなと思ったり色気を感じたりすることがあります。ああ、それは妻の他者を意識した努力であり、私のためでもあった訳です。
 その事にようやっと気がついた次第です。
 さて、今日はどんな服を着ようかな?
2017-12-18_15h01_49
                                              Photo  KarataErika by music video
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