Takayoshi Anzai

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この世界は、Walking Deadだ。

Category : 未分類 10月 31st, 2018

アメリカのTvドラマはいろいろあるが、最近、Waliking Deadを見始めてしまった。これがいけない、なんとシーズン9まで続いている大河ドラマだった。
いわゆるゾンビ映画で、ジョージAロメロの Night of the living day から始まった、ゾンビにかまれたらゾンビになり頭を打ち抜かないと死なないというホラー映画だろう。と、たかがくくっていたが、これがすさまじく神経をさかなでて、それでいて問題意識が高い傑作ドラマだった。親子の愛、人間の愛、友達、教育 善と悪、・・・・・究極のサバイラルゲームの中でその問題を自分に問われるのだ。
もう、見るのを止めようと思っても『その後どうなったんだろう?』と気になって、どうしてもまた見てしまう。麻薬みたいなドラマだった。

そのすさまじいドラマの中ですごく考えさせられたのは、シーズン4で、総督と呼ばれるアジテーターが一度は王国を壊され無力化するが、復活して刑務所にいる主人公のグループと人間同士で戦いが始まるストーリーである。その話のクライマックスでは、戦車を手に入れた総督と刑務所を守る主人公が銃を向け合って、対話をする。総督は主人公グループの博愛を持つ老人と侍スピリットを持つ黒人女性の二人を人質に取っているので、刑務所を出て行かないと二人を殺すと脅す。主人公は『なあ、こんなことはやめよう。一緒にこの安全な建物で暮らそう。殺し合っても破壊が残るだけだ。』と平和を提案する。しかし、しかしだ。『そんなのは嘘だ。』とつぶやき、総督は侍からうばった日本刀で、老人の首を切り落とす。その後、救いようのない人間同士の戦争が始まるのだ。

もう、分かるだろう。これは今の世界に警告しているのだ。一度はヒトラーやムッソリーニ、スターリン、そして日本の軍港主義などによって、人類は殺し合い世界を破壊した。そして今やそれが新しい総督によって復活し始めている。アメリカの大統領トランプはプーチンは嘘つきだと罵り、核兵器の縮小を止めた。プーチンは撃墜されない究極の核兵器を作った。中国は己の国を強くするためにどんどんお金を使って軍を大きくしている。WalkingDeadとおなじだ。銃を向け合って、『戦争はやめよう。仲良くしよう。』と対話しているのだ。
なんだこれは、誰かが一発ミサイルの発射ボタンを押したとき、人類は滅亡する一触即発の状況は、このドラマのストーリと同じじゃないか。
この物語では、総督が博愛に満ちた老人の首を切ったとき、戦争が始まる。こんなに人間の愚かさを表現しているシチュエーションはどうしようも無く無力感を持つ。
最近、ブラジルではトランプと同じ考えを持った奴が大統領に選ばれた。みんな自分の命を守るためにどうしようも無い破滅に導くリーダーを選んでいる。そして人類は自ら作った世界が破滅する兵器で戦争へと向かう。ドラマの主人公が息子につぶやく、『忘れていた。ウォカーより恐ろしいのは人間だった。』と。
そして、WalkingDeadと同じように『こんなくそったれな世の中壊れてしまえ!』と思うゾンビのウイルスがどんどん人に感染して世の中をうめつくし始めている。

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